これまでの記事では、ICL手術が医療費控除の対象となり得ることや、私が医療費控除という制度を知ったことで、「高額だから無理」と諦めるのではなく、ICL手術を現実的な選択肢として考えられるようになった経緯を書きました。
そして先日、実際にICL手術を受けてきました。
この記事を書いている現在、術後ちょうど1週間が経過しました。
今回は、手術直後から1週間までの経過を振り返りながら、
「数十万円という自己投資は、本当に生活を変えたのか」
という視点で、率直な感想を書いてみたいと思います。
手術は思っていたよりも「あっという間」だった
手術当日は、術前検査や点眼薬、麻酔の点眼などの準備で約1時間ほどかかりました。
その後、歩いて手術室へ移動し、いよいよ手術が始まりました。
手術台はベッドではなく、歯科医院の診察台のように背もたれが倒れるタイプでした。
麻酔は点眼薬だけだったため、
「本当にこれで痛くないのだろうか」
と少し不安でした。
しかし、私の場合、実際の手術中に痛みを感じることはありませんでした。
また、術前には「両目を開けたままにしてください」と説明を受けていましたが、開眼器という器具でまぶたを固定するため、自分で頑張って開け続ける必要はありませんでした。
手術中は強いライトが当たり続け、さらに薬液で目が満たされているため、私の場合は器具が見えることもほとんどありませんでした。
「気付けば手術が終わっていた」
というのが、率直な印象です。
術後数時間は視界がぼやけた
手術直後は、薬液の影響もあり、水の中で目を開けているようなぼんやりした視界でした。
目を大きく開けるのも少し難しい状態でしたが、私の場合、不思議なことに痛みはありませんでした。
ただ、ぼやけた視界の中でも、焦点が合う部分だけは、
「見えるようになっている」
という感覚がありました。
その後15分ほど休憩すると徐々に視界は回復し、そのまま帰宅しました。
数時間後にはぼやけもほとんどなくなりましたが、今度は逆に近くへ焦点を合わせるのが少し難しく、パソコン作業や洗濯物を畳むような細かい作業には少し苦労しました。
しかし、私の場合は翌朝にはその違和感もほぼなくなっていました。
1週間で日常生活はほぼ元通りになった
翌日の診察では、
- 視力
- 眼圧
- 目の状態
を確認していただきました。
診察では順調に回復しているとのことで、点眼を1日4回続けるよう指示を受けました。
私の場合、視力は左右とも1.2まで回復していました。
また、短時間の運転は許可されましたが、
- 筋力トレーニング
- 温泉
については2週間控えるようにとのことでした。
さらに1週間後の診察でも回復は順調とのことで、術後から就寝時も着用していた保護メガネも不要になりました。
ここまで大きなトラブルもなく、安心して過ごすことができています。
なお、ここで紹介している術後の経過や生活上の制限は、あくまで私が医療機関から受けた指示と私自身の経過です。手術を受ける場合は、ご自身の医師からの指示に従ってください。
思っていた以上に快適だったこと
術後1週間生活してみて、一番大きく変わったのは、
朝起きた瞬間から見えること
でした。
コンタクトレンズを使っていた頃は、起きてもまず何も見えません。
洗面所へ向かい、コンタクトレンズを装着して、ようやく一日が始まっていました。
しかし今は、
目を開けた瞬間から時計が見える。
窓の外の景色が見える。
この変化は想像していた以上に快適でした。
もちろん、コンタクトレンズの着脱や洗浄、管理が不要になったことも非常に大きな変化です。
一つひとつの作業は数分程度だったかもしれません。
しかし、その小さな手間が毎日積み重なっていたことを、ICL手術を受けて初めて実感しました。
デメリットもあった
もちろん、良いことばかりではありませんでした。
術後1週間で私が最も大変だと感じたのは、保護メガネの着用です。
感染予防のため、就寝中や入浴時にも保護メガネを装着するよう指示を受けていました。
そのため、
- 少し眠りが浅く感じた
- 髪が洗いにくかった
など、小さな不便はありました。
また、術後は1日4回の点眼も必要でした。
これも、人によっては少し面倒に感じるかもしれません。
ただ、私の場合はいずれも期間限定だったため、
「この程度で済むのであれば十分許容できる」
という印象でした。
数十万円の自己投資で生活は変わったのか
今回の記事を書きながら改めて考えたのは、
この手術は、本当に数十万円の価値があったのか
ということです。
まだ術後1週間ですので、「元が取れた」と判断するにはあまりにも早いと思います。
それでも、
毎朝コンタクトレンズをつけなくてよい。
夜にレンズを洗浄しなくてよい。
裸眼で一日を過ごせる。
こうした小さな快適さが、毎日積み重なっています。
以前の記事でも書いたように、私は医療費控除という制度を知っていたことで、この手術を「高額だから無理」と諦めるのではなく、
「このお金を使うことで、自分の生活にどれくらいの価値が生まれるのか」
という視点でも考えられるようになりました。
そして実際に手術を受けてみて、
お金は資産を増やすためだけではなく、生活の質を高めるためにも使うものなのだ
ということを改めて実感しています。
投資であれば、リターンを数字で測ることができます。
しかし、人生で使うお金のすべてが、数字だけで評価できるわけではありません。
毎朝の数分。
コンタクトレンズを管理する手間。
裸眼で過ごせる快適さ。
そうしたものにも、自分にとっての価値があります。
もちろん、ICL手術がすべての人に適しているとは思いません。
費用も決して安くありませんし、手術にはリスクもあります。
それでも、少なくとも術後1週間の時点では、私にとってこの支出は、
「数十万円を失った」というより、「これからの毎日の快適さにお金を使った」
という感覚に近いです。
これから何年も生活していく中で、この判断をどう感じるようになるのかは、まだ分かりません。
だからこそ、今後も時間が経った段階で振り返ってみたいと思います。
Money Literacy Labでは、これからも「いくら得をしたか」だけではなく、
そのお金が、自分の人生をどう豊かにしたのか。
そんな視点も大切にしながら、お金との向き合い方を考えていきたいと思います。
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ICLと医療費控除の制度について知りたい方はこちら。

「高額だから無理」と感じていた私が、なぜ最終的にICLを受けることにしたのかはこちらで詳しく振り返っています。

※本記事は筆者個人の体験をもとに執筆しています。ICL手術の適応や術後経過には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。また、本記事はICL手術を推奨するものではありません。手術を検討される際は、医師と十分に相談したうえで、ご自身に合った判断をされることをおすすめします。

